4月、出会い、別れ
嫉妬、束縛、独占欲、そのような無価値なものの所為で囚われる者だってそれは好きなんてものではなく、ただの依存だといつかは気づくだろう
かつての僕らのように
共依存は2人から見れば幸せだが、周りから見れば不幸せである
消えない噛みつき跡が身体中を痛み締め付けているのだ
それを怪我と表すかキスマークと表すかでは2人の象徴は大きく異なったものになる
「愛なんていらない 私の全てになって欲しいんだ」
不安定な君は傾く方向に彼を置いた
彼が居なくなったら君はこの世から居なくなるだろうか
そんな不安定でどこかかけている君を過去と照らし合わせてしまうのは悪い癖である
付き合った者達の多くは別れて、また付き合う
付き合ってた時はその人しかありえないなんて事はざらにあるけど、いざ離れると代替品なんていくらでもあるし、その代替品が本物にだってなったりする
そうやって今は過去になって 未来はまた過去になる その繰り返し
今ある感情は本当でもそれは何の意味もないものになって、感情はいつしか思い出せなくなる
声も、顔も、表情も、涙も、笑顔も、身体も
これを輪廻と呼ぶなら次は何に生まれ変わるだろうか
また醜い恋愛に戻るだろうか はたまた美しく尊いものになるだろうか
終わらない愛はあっても終わらない恋はない
今も遠くにいる君、偽物、代替品、全部丸く収まって何も無い世界になったらいいのに
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