2021.05.28 20:59所謂幸せと呼ぶもの春に亡霊なんて言うが春が過ぎれば亡霊なんていなくなる。思い出なんてものは所詮その程度だ。あの風景も、表情も、声も、身体も、どれも新鮮な記憶に上書きされていく。或いは過去を消すために塗り替えるとも言えるだろう。思い出なんてものは所詮その程度だ。大切に宝箱に入れていたものだって引越しの時には捨てられる。思い出なんてものは所詮その程度だ。思い出なんてものは所詮その程度だ。
2021.05.21 21:50明けない梅雨は無いどれだけ過去になっても思い出はその瞬間を思い出させる。目を開けられないほど照りつける陽射し波音、砂浜、花火。全ては僕だけの特別な感情、僕にしかないもの。エモを突き詰めると思い出に行き着くと僕は思う。それは過去を一瞬だけ今にする。その瞬間過去に感じた怒り、涙、笑顔、その全てを込み上げるのだ。紫陽花は夏には咲かない。
2021.05.16 19:03明日はきっといい日になるとは限らない世の中は現実逃避で溢れているポジティブなんて言葉を作って人々を元気にさせる嘘を付くのだ嘘も方便とはまさにこの事だろう元気じゃないのに元気と言う、大丈夫じゃないのに大丈夫と言うこれもまた元気にさせる嘘なのだろうか時々相手に嘘をついているのか自分に嘘をついているのか分からなくなる瞬間がある今この瞬間も嘘であって偽りなのか?